いやー、駆け抜けた感。あれやこれやの数か月間。(韻を踏んでるわけじゃないわよ)
私の先輩でもある本家の跡取りでもある義兄の結婚ほぼ無理ぽ、と思っていたらひょっこり可愛い彼女ができ無事にゴールイン。
横のモノを縦にもしない、というか40半ばで呆れるほど何もしない君だった義兄が料理を始め、結婚式当日には新婦の為にブーケを手作りしたと披露宴での司会者の言葉に感動を通り越して家族ドン引き(夫談)。
数年前にウッカリ生死の境を彷徨った夫の父・一徹(仮名)はその後自宅療養中で式には参加できなかったが、それはそれは大喜び。
式から暫く経ってから新婚旅行に出かけた義兄夫婦の無事に帰国するのを待っていたかのように、看護師さんの言葉を借りるなら「ゆっくりと下り坂をおりていた」一徹が本人の望み通り自宅で家族に囲まれて自分の誕生日、明け方自分の生まれた時間と同じ頃に本当に眠るように旅立っていった。
直後から盛大な葬儀に向けて大忙し。
慌ただしさに紛れて義兄と息子の修学旅行先が同じ義姉がユーロ両替。
悲しみはまぎれ過ぎてもはや麻痺の域。
なんせ親戚だけで軽く100人越え、弔問客に手当たり次第挨拶しまくるが誰が誰だか全く分からない。
二日間お辞儀しまくり述べ数千人。手当たり次第なので重複多数。
菩提寺の坊さんは寺の修理代を言葉の端々に絡めてくるし。
花とか籠とか勝手にいろんな人に割り当てちゃったり旧家ってスゲぇ(完全に他人事)
新妻、さっそくの本家の嫁としての洗礼に茫然。
気持ちは分かる、しかし自分の身は自分で守れと2代にわたる上手い事距離を置いてきた次男の嫁達(一徹の義妹と私)から愛ある激励。
事後処理、力仕事とあれこれ追われてようやく一段落と思った頃、大好きだった隣のおじさんが突然逝ってしまう。
奥さんに挨拶も無しに眠っている間に。
おっちゃんらしいな。
元気な頃は自家製の果実酒もってよく来てくれたな。
小さな頃は犬と一緒に私もお散歩に連れてってくれた。
こちらは奥さんの意向で完全に家族葬。
愛すべき酒好きガキ大将達、一徹もおっちゃんもいい顔してたな。
実感がわかないんで申し訳ないがまだ寂しくないんだな。
さてさて元の生活に戻って何故か葬儀の時にボード仲間のT君から受け取ったブツを見た。
区切りが違うと全く別物的意味合い。テレ東の深夜番組の匂いがしてくるわ。